2015/02/23 Category : 思考提案 キャラクターの死について シナリオ、特にゲームシナリオにおいてキャラクターが死ぬ(製作者側からすれば殺す)ということは少なくないと思います。 しかし、どうせ殺すなら効果的にプレイヤーの精神をゆさぶることができるほうが意味があると言えます。 そのために必要なことはプレイヤーをキャラクターに対して感情移入させておくことだと僕は考えています。 映画「スターウォーズ」では主人公ルークがジェダイとなる決意を固めるきっかけとなる事件として、育ての親である伯父と伯母が帝国軍に殺されてしまいます。 あなたがルークという主人公キャラを操作するゲームをスタートさせて、いきなりナレーションやカットインなどで「伯父と伯母が死んだ」と伝えられたとしてもショッキングには感じないでしょう。しかし映画では伯父と将来のことについてもめたり、伯母が優しく声をかけてくれたりと「家族イベント」がある程度進行します。 ここで考察です。おそらく、ルークにとっての伯父や伯母と同じように、プレイヤーにとって「よく接触する」キャラクターであれば、死亡した時にプレイヤーに同レベルのショックを与えられるのでは?という考えです。 ここの「よく接触する」というのは会話する、アクションするということです。 例えば「ドラゴンクエスト」などの王道RPGにおける神官、武器屋などのキャラクターがこれにあたります。 プレイを始めてすぐ武器屋がモンスターに殺されるのと、ストーリーが進行してある程度お世話になってきた頃に殺されるのとではまったく感情移入度合が違うと思います。 これは僕だったらですが「ちきしょう!よくも武器屋を!」と無意識に思って、バトルにも力が入ります。 これがストーリーの魔力ではないでしょうか「武器屋の仇をとる!」と思ってバトルしているとレベル上げのためにポチポチやっているときよりもプレイヤーは「楽しい」と感じることができるはずです。 結論として 「キャラクターを殺す時はプレイヤーが感情移入できる状況を用意しておくべきである」 のではないか思います。 リフレクト [0回]PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword